関節炎の基礎知識

関節炎と嗜好品

 

 

 

関節炎は嗜好品によっても影響を受けます。関節炎の原因が何らかの疾病によるものであるなら、その疾病を悪化させないためにもアルコールやタバコ、香辛料には十分注意しなければならないでしょう。特に、通風関節炎はお酒の飲みすぎやプリン体が多い食事に原因があることが多く、尿酸値を上げない為にも嗜好品は控え目にします。

 

 

ただ、アルコールについては、関節炎の予防に適度な摂取は効果があったとする研究報告があり、心臓病リスクを下げる作用もあるので、適量ならば問題はないかもしれません。しかし、適量を守るのは難しいものですし、体質的にアルコールを受け付けない方もいるので無理に飲むのは避けた方が賢明です。

 

 

関節炎に限らず、タバコの健康被害は既に周知されていますが、喫煙で関節リウマチが発症する危険度が急増する事が分かっています。

 

 

それから香辛料についてですが、関節炎には唐辛子などの刺激の強いものは良くないようです。理由は、刺激の強いものは体にストレスを与えますので、心理的原因で関節炎の症状が出た方は避けた方が安心できるでしょう。

 

 

なお、香辛料でも炎症を低減する作用のあるウコンは、関節炎解消の為にインドなどで古くから利用されています。加えて、嗜好品ではありませんが、脂の多く含まれるものや甘い物も関節炎では避けた方が良いとされます。

 

 

関節炎の治療の為にも、嗜好品は控えておきたいものです。